A.N.Y Talks
2019 - 2020

A.N.Y Talks

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About

「A.N.Y Talks」は、様々な分野で活躍するゲストを迎え、参加者の多様な視点を介在させながら、自由な対話と交流の場を生み出すことを目的としたトークイベントです。場を共有する全ての人が様々につながり、将来における創造的発展のポテンシャルを高めることを目指しています。シリーズタイトルの「A.N.Y Talks」には二つの意味を込めました。一つは「Any- 」。 Anytime、Anyway、Anyhow、Anywhere、Anyone、Anything‥ のように、いかなるものも決して限定された存在ではなく、無数の可能性を秘め、われわれはそれを探求できるということ。もう一つは「Add a New Yarn」= 「新しい糸を加える」。この企画を機に、様々な可能性をつむぎ、つないでいくことを希望しております。

ー A.N.Y Talks 主宰 渡辺望

渡辺望

アーティスト。多摩美術大学大学院、UCA芸術大学(英国)にて修士号を取得。作品の多くは周囲の環境から壮大な宇宙空間を連想するようデザインされており、インスタレーション、映像、写真、書籍から大規模なプロジェクト作品までメディアを横断しながら活動を展開。近年は国内外の展覧会、アートイベントでの発表に加え、A.I.Rプログラム(滞在制作)をきっかけに人々とともに構築する作品のあり方を探求している。
https://watanabenozomi.com

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Events

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Guests

杉浦 幸子 Sachiko Sugiura

ギャラリーエデュケイター/社会設計家(芸術文化領域)/武蔵野美術大学芸術文化学科教授


1966年東京生まれ。1990年お茶の水女子大学文教育学部哲学科美学美術史専攻卒業。1995年英国ウェールズ大学大学院教育学部美術館教育専攻修了。2001年「横浜トリエンナーレ2001」教育プログラム担当。2002-04年森美術館パブリックプログラムキュレーター。2005-12年京都造形芸術大学プログラムコーディネーター、国際交流グループヘッド。2012年武蔵野美術大学芸術文化学科准教授。2014年より現職。 美術に関係するモノ、人、場を活用し、人と社会を活性化するコトの設計・実施、研究、教育を行う。 専門領域:美術館教育学、鑑賞教育学、美術館におけるコミュニケーション、ミュゼオロジー(博物館学)、社会設計(ソーシャルデザイン)、アートプロデュース・マネジメント、プロジェクトデザイン・マネジメント、リレーションデザイン 委員等:太田市美術館・図書館 運営委員会委員、小山市立車屋美術館 運営委員会委員、川崎市岡本太郎美術館施設部会委員、多摩六都科学館組合事業 評価委員会委員、東京都アール・ブリュット振興事業アドバイザリーボード委員。NPO法人芸術資源開発機構理事、国際博物館会議(ICOM)会員。 共著:『ミュゼオロジー入門』(武蔵野美術大学出版局、2001年)、『ミュゼオロジー実践編』(同、2004年)、『ミュージアムと生涯学習』(同、2008年)。『美術教育の題材開発』(同、2014年)、『ミュゼオロジーへの招待』(同、2015年)、『ミュゼオロジーの展開—経営論・資料論』(同、2016年)、『美術の授業の作り方』(同、2020年)。


A.N.Y Talks - Vol. 12
「鑑賞、その先にあるもの」




鮫島 弓起雄 Yumikio Sameshima

アーティスト


東京造形大学の彫刻科を卒業後、アルバイトでお金を貯めて2回の海外長期旅行(計2年3カ月)に出る。ひとつの国や地域に長く滞在しその土地の言語を話して文化に深く入り込む旅行スタイルを好み、現地の人に直接交渉して家に泊めてもらう、Couchsurfingを利用して民家に泊まるなどしていた。その旅行での経験をもとに、日本とメキシコのアート交流プロジェクト「JaM -Artist in Homestay-」の立ち上げと運営に携わることとなった。また、アート系国際交流会「Artist Meetup!」を毎月開催するなど、アーティスト同士の国際的で個人的な繋がりを探る活動を積極的に行っている。 作家活動としては、主に彫刻作品とインスタレーション作品を制作、発表を続けている。空間の特性やその現場の要素を利用して、物理的にもコンセプトの面でもその場と深く関わり切り離すことのできないような空間演出を多く展開している。
https://sameshimayumikio.com/


A.N.Y Talks - Vol. 11
「日常を旅する『アーティスト・イン・ホームステイ』の提案」




ノルマ・ペサディヤ Norma Pezadilla

アーティスト


メキシコ出身。アグアスカリエンテス芸術大学でエッチングを学び、卒業後には同大学で講師も務めた。自身の作品を制作する一方で、多数のワークショップ、パフォーマンス、写真や映像作品への出演など幅広い活動を行っている。2015年からは拠点を東京に移し、2019年にはメキシコと日本のアーティスト交流プロジェクト「JaM -Artist in Homestay-」を創設、運営代表を担っている。


A.N.Y Talks - Vol. 11
「日常を旅する『アーティスト・イン・ホームステイ』の提案」




中﨑 透 Tohru Nakazaki

アーティスト


1976年茨城生まれ。美術家。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。言葉やイメージといった共通認識の中に生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。展覧会多数。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室(中﨑透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。2011年よりプロジェクトFUKUSHIMA!に参加、主に美術部門のディレクションを担当。
http://tohru51.exblog.jp/


A.N.Y Talks - Vol. 10
『アートの「場」と、アーティストの「住処」』




水谷 一 Hajime Mizutani

アーティスト


描く、その方法その意味に焦点を当て「過不足ない個人の表現とは何か」と問う事を出発点にモノクロのドローイング制作を主軸に活動を続けるアーティスト。高速道路を思わせる鳥瞰的な風景画で2000年代始めにキリンアートアワードやフィリップモリスアートアワード等、コンペティションを中心に発表を重ね、東京・京橋にあるINAXギャラリー2(現LIXILギャラリー)での個展『磁力の線画』展(2003年)を経た2004年、国際芸術センター青森において、環境・場・状況が渾然一体となったインスタレーション作品『襞(ひだ)』を示す。それ以降、様々な土地に赴き滞在制作を行うアーティスト・イン・レジデンスへの興味を保ちながら、表現と「各現場毎の環境・歴史・習慣的状況」や「時間」との関係、「鑑賞者個々人という場」について直感を促す作品を試みる。個展、グループ展多数。2019年1月より一年間、文化庁・新進芸術家海外研修制度によりドイツ、ベルリン(キュンストラーハウス・ベタニエン)滞在。アーティスト・イン・レジデンス参加は13を数える。
https://hajimemizutani.net/


A.N.Y Talks - Vol. 9
「アーティストと地域 -創造の可能性について-」




中野 仁詞 Hitoshi Nakano

キュレーター/神奈川芸術文化財団、第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2015年)日本館、横浜トリエンナーレ2017


主な企画に、塩田千春展 (07年、県民ホールギャラリー)、「日常/場違い」展(09年、同)、泉太郎展(10年、同)、「日常/オフレコ」展(14年、KAAT神奈川芸術劇場)、八木良太展(15年、県民ホールギャラリー)、塩田千春展「鍵のかかった部屋」(16年、KAAT神奈川芸術劇場)、さわひらき展「潜像の語り手」(18年、同)、小金沢健人展「裸の劇場」(19年、同)ほかダンス、音楽などパフォーミングアーツも多数企画。芸術資源マネジメント研究所理事・研究員。東海大学/女子美術大学非常勤講師。慶應義塾大学大学院美学美術史学専攻前期博士課程修了。


A.N.Y Talks - Vol. 8
「キュレーションの手法」




高橋 翔 Sho Takahashi / ShoT 


物語アーティスト/ 異種のイノベーターネットワーク「クロスコミュニティ」創設/ マネタイズ→価値タイズ型の共創社会を描く/(株)pressman CINO/ NoCoders Japan協会 理事/ SDGsパトロンプラットフォーム『The Earth』Founder/ 世界最大SNSブロックチェーンSTEEM日本アンバサダー →現在Web3.0型DIYエコノミーPJ等のCo-Founding/ その他、各種プロジェクトアドバイザー・Visioning/ 大企業パラレルワーカー/元起業家/ Ideas&Vision
http://sho-t.mystrikingly.com/


A.N.Y Talks - Vol. 7
「『クロス・コミュニティ』異ジャンルの人と人が起こすアートのカタチ」




千田 泰広 Yasuhiro Chida

アーティスト


高山登山やアイスクライミングなどのフィールドワークを行い、「空間の知覚」と「体性感覚の変容」をテーマに制作。世界最高峰のライトフェスティバル、ALFに2017、2018参加。国際ライトアートアワード2019ファイナリスト。Artdexにて世界の9人のライトアーティストに選ばれる。フランス最大のシャルトリューズ修道院での展示(2018)。 チェコ最大のアートフェスティバルSIGNALにアジア圏より初選出(2016)。スロバキア最高の芸術祭ヴィエラノック(2018)。Wonderspaces全米ツアー(2019~)。上海ライフギークアワード空間賞(2018)他、各国を代表する芸術祭に数多く参加。
http://chidayasuhiro.com/


A.N.Y Talks - Vol. 6
「アーティストから学ぶ - 想像を超えるための方法 -」




加藤 久美子 Kumiko Kato

Penguin Translation代表


中高生時代をアラブ首長国連邦・ドバイで過ごした後、帰国。東京藝術大学にて現代美術を専攻。ランドスケープ設計事務所・広告制作会社での勤務を経て、「Penguin Translation」を設立。クリエイティブ分野の翻訳を中心とした英日翻訳の他、通訳、英会話講師、美術史講師(英語)、海外事業アシスタントやイベント企画等を行う。また、⾃⾝も美術家として、インスタレーション作品や、ワークショップ企画、フィールドワークリサーチなどを展開する。

Penguin Translationについて アート・デザイン・カルチャー・エンターテイメントの分野を中⼼とした翻訳チーム。クリエイティブな分野に特化した少数精鋭の専門チームメンバーともに、発信者の⼼ごと伝わるような、正確かつてざわりのある翻訳を届けている。⽇本と海外の双⽅向的な情報発信の橋渡しとなり、表現と創造のネットワークを広げることで、豊かな⽂化創造を実現していくことをゴールに掲げる。
https://www.penguin-translation.com/


A.N.Y Talks - Vol. 5
「翻訳(ことば)が繋ぐ創造(アート)の世界」




吉野 祥太郎 Shotaro Yoshino

アーティスト


吉野祥太郎は「土地の記憶」を表現し、国内外の美術館やギャラリー、多くのオルタナティブスペースや野外での発表のほか、地域密着型のイベントなどを行っている。彼の代表作となる「地面を持ち上げる作品」の意味する地面とは記憶の堆積であり、そこに堆積した歴史を優しく汲み上げ、表出させることに より「場」に対する影響、そこに関わる「人間」に与える影響、その場所と人間との関わりを考察させ、心の奥深くにある意識を揺さぶる。
www.sho-y.com


A.N.Y Talks - Vol. 4
「これからのアーティスト・ラン・スペースの可能性」




ハビエル・カサス・モロ Javier Casas Moro

建築家、アーティスト


Javier Casas Moro is a Spanish artist based in Tokyo. Though he was originally trained at the university as an architect, from the very beginning he was attracted by the importance of drawing on the architectural process. Focusing on that, he has searched for new ways of drawing. Now, as an artist, he develops a drawing concerned about the de-objectified perception of the model's spatiality where dynamic points of view and a fast and energetic drawing method are codified within two-dimensional descriptive geometry's standards.
http://casasmoro.com


A.N.Y Talks - Vol. 4
「これからのアーティスト・ラン・スペースの可能性」




熊谷 薫 Kaoru Kumagai

事業評価・アーカイブコーディネーター/アートマネージャー、Artmingle ファウンダー


2005年に東京大学美術史学科修士課程修了後、N.Y.の市立大学に留学し戦後美術について研究、グッゲンハイム美術館でのインターンを経て帰国。2012年11月から東京アートポイント計画のプログラムオフィサーとしてTokyo Art Research Labの、記録調査/アーカイブ/評価に関わる研究開発プログラムに携わった。2014年よりフリーランスとして、アートプロジェクトの企画運営に加え、文化芸術分野の様々な活動のアーカイブや事業評価のコーディネートを実施。

企画: 片岡昌展『超次元アートとひょうたん島』(池田20世紀美術館)、よそものアート2016(横浜、寿町)、かがわ山なみ芸術祭2016、ダンスアーカイヴプロジェクトin東京「たしかな心と眼」 ウィリアム・クライン×大野慶人×アノーニ 2016。アーカイブ:東京アートポイント計画共催団体、五十嵐靖晃《くすかきー太宰府天満宮 2014》、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014等。事業評価:札幌国際芸術祭2014、六本木アートナイト2016、公益財団法人劇団協議会による社会包摂事業調査2016~2017、SaMAL相模湾・三浦半島アートリンク2017、アーツコミッション・ヨコハマ助成事業2017~等。
http://artmingle.jp


A.N.Y Talks - Vol. 3
「Artmingle?? アートがつなげるお仕事づくり」




山田 武男 Takeo Yamada

株式会社オリエンタル・サン取締役


1980年横浜生まれ。茨城育ち。東京農業大学造園科学科卒。2004年に不動産業界に就職して以来、数社の不動産事業に従事。店舗、オフィス、ホテル等の事業用不動産を中心に、数十件の築古ビルを再生、運営に関わっている。2011年からポップアップイベント「ヤドカリトーキョー」を複数の作家とともに立ち上げ、18回にわたり都心の空きビルで展示活動を行った。アート展示によるビル再生、地域への関与を模索し続けている。2019年4月、不動産会社㈱オリエンタル・サン設立に参画し、現在取締役。


A.N.Y Talks - Vol. 2
「不動産はクリエイティブ?」




Art unit OBI

現代芸術活動ユニット


美術作家・鈴木泰人と建築家・本間智美の現代芸術活動ユニット。社会における見えない/見えにくい素材を扱い、芸術・文化と社会を結ぶ表現活動を行なっている。表現の方法、表現の分野は多岐に渡るが、会話や対話を軸にして、解決の糸口からその後の発展までを総合的に創り出すプロセスを含めることが特徴的である。

ユニット名であるOBIは日本語の帯から由来し、社会における多分野(経糸)を、人と人との交流(横糸)で接点をつくるだけでなく、風土や文化の文脈、見えない/見えにくい想いを紡いで、丁寧に・丁寧に、大きく強固な布に織り上げていく。また1冊の本のように、1ページ・1ページ、過去から現在が現代に合わせて編集・可視化し、最後に未来への新しいページが、その本に書き込まれたとき、ふたつとない帯をつけて、手から手へ手渡される。


A.N.Y Talks - Vol. 1
「アートの会社化、アーティストの所在」




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