A.N.Y Talks

A.N.Y Talks  Vol. 8

キュレーションの手法

中野 仁詞

キュレーター/神奈川芸術文化財団、第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2015年)日本館、横浜トリエンナーレ2017


中野仁詞氏は、第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館「塩田千春《掌の鍵》– The Key in the Hand – 」、横浜トリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」でキュレーションを務めるなど、現代の日本美術において重要な役割を担うキュレーターとして知られています。また、神奈川県民ホールギャラリー、ならびに神奈川芸術劇場といった「劇場」を舞台に、人々の記憶に残る数多くの美術展を企画、成功に導かれています。トークレクチャーでは、キュレーションの語源から展覧会の場所性、評価、予算などをお話いただいた上で、コンテンポラリーの局面だけを学ぶのではなく、確立されたものと新しいものをともに取り入れることの重要性や、自然現象や社会状況を受けたアップデートの必要性、芸術における現代社会への問いなど、美術におけるキュレーションの応用と可能性について貴重なお話をうかがいました。

中野仁詞

主な企画に、塩田千春展 (07年、県民ホールギャラリー)、「日常/場違い」展(09年、同)、泉太郎展(10年、同)、「日常/オフレコ」展(14年、KAAT神奈川芸術劇場)、八木良太展(15年、県民ホールギャラリー)、塩田千春展「鍵のかかった部屋」(16年、KAAT神奈川芸術劇場)、さわひらき展「潜像の語り手」(18年、同)、小金沢健人展「裸の劇場」(19年、同)ほかダンス、音楽などパフォーミングアーツも多数企画。芸術資源マネジメント研究所理事・研究員。東海大学/女子美術大学非常勤講師。慶應義塾大学大学院美学美術史学専攻前期博士課程修了。

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December 15, 2019

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